報恩記念大会」は、平成24年(2012) 6月10日、パシフィコ横浜・国立大ホールにて、4000名を超えるご参加をいただき盛大に開催されました。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。今度はぜひ妙深寺・法深寺に足をお運びください!

開催の趣旨


妙深寺では、平成22年より「門祖日隆聖人五五〇回御遠諱」と「先住御十三回忌」の報恩ご奉公を進めてきました。中でも先住御十三回忌に、妙深寺全信徒が一堂に会してお参詣させていただくために、パシフィコ横浜・国立大ホールでの大会を打ち出しました。

そして記念大会に向けご奉公が進められる中、昨年3月11日にあの大震災が起こりました。今、日本や世界が大きな転換期を迎える中、先住へのご報恩のためには、どうすれば先住はお喜びになるか。そう考えたとき、やはり妙深寺内だけで単なる法要をするのではなく、社会に対してなにかお役に立たせていただこうとする妙深寺の姿をご覧いただくことで、先住はお喜びになるのではないか、そういう思いから、「東日本大震災復興祈願」を大会開催の意義の中心に据え、日本の再生・復興支援を幅広く呼びかける大会とさせていただきたいと考えました。

困っている方への支援(特に今回は被災地支援)も海外弘通も、ご信者さんとの暖かな絆も、この大会や震災の有無に関わらず、妙深寺で今までもさせていただいてきたことです。ですから、当日は「普段通りの妙深寺」を見ていただきたいと思っています。

妙深寺がいつも気をつけていることは、「社会性」です。お寺が自己満足で、一方的に展開する大会ではなく、ご信心を知らない方が見ても違和感の無い、常識的で納得していただける形で、なぜお寺がここまで力を入れて支援をさせていただいているか、仏教が果たす役割は何かということをお伝えしたいと思います。

大会プログラムでは、ご住職のお話、日頃の妙深寺の姿、震災復興支援の姿などを通じて「ここに仏教があります」と、本来の仏教の姿、素晴らしさをお伝えします。そして、亡くなった方を弔う意味もある陸前高田の太鼓の献奏を聞いていただき、これからの世界、これからの日本、被災地の復興、震災で亡くなった方々を想い、「ひとつ」になって5000人で御題目をお唱えし、「祈り」と「ご回向」をさせていただきます。ぜひ、一人でも多くの方にご参集いただき、何かを感じ取っていただけたらと願っております。